黙祷。
東村山四丁目https://t.co/MGgbBvgOsw
— 廻転式三角木馬 (@kaitenshiki_666) 2020年3月30日
終了。
過ぎたことは仕方がない。
一日、また一日と暗いニュースが続く。明るい話題もしづらい。
だが、逆説的に感謝している。
COVID-19はどれだけ文明が発達し、医療インフラが整おうと、
”死”は依然として身近に存在していることを教えてくれた。
幽遊白書の戸愚呂弟の台詞ではないが、
”自分が死なない”という保証はない。
自分もこのウイルスを舐めていた節がある。
最初はSARS・MERSよりも致死率が低く、
たとえワクチン等の治療法が確立されていなくとも、対処療法を徹底すれば、
三月中には封じ込めに成功するだろうと思っていた。
甘かった。
確かにエボラ出血熱のように”感染すれば一瞬で死亡する”病気ではなかったが、
COVID-19はその曖昧な危険性を突いてきた。
ウイルスの感染率・致死率の推定の甘さから、感染の拡大を招いた実例もあるだろうが、
”コンテイジョン”という映画はまさにそれを表現されている。
以前”Plague Inc.というゲームは現状のコロナ騒動と既視感がある”との記事を書いたが、この映画は映画であるため、
・数日前まで元気だった親しい人の理不尽な病死
・パニックを恐れて事実を公表しない政府
・逆に感染症の脅威への過剰な恐怖心でパニックに陥る人間
・市民たちの日用品の買い占め行為
・都市の封鎖
・暴動の発生
・デマを流すことで偽の特効薬を売り捌くブロガー
等の描写がまさに今現在の世界のように克明に描かれている。
この映画はSARS以後に製作されたので、それを意識してか最初の感染者の発見地が香港になっている。
SARSはベトナムにて香港系アメリカ人の罹患者が確認された。その時には既に中国本土で多くの発症例が出ていた。
香港系アメリカ人はその後香港に戻り、数日後に亡くなった。
……。
俺は今日を以て、COVID-19の話をするのをやめる。
もうわかっただろ?
感染者の報告例が(ほんの少しばかりだが)減ったとはいえ、個人的に今日(3/30)が最もCOVID-19関係で胸糞の悪い日だった。
日本国民も、このウイルスは自分の身を守る云々依然に安直な行動で身近な人を殺し兼ねないものだとは分かった筈だ。
このブログは”自分の好きな話題しか書かない”というコンセプトで立ち上げている。
暗い話題は他の人がすればいい。
何よりもメンタルを潰してしまえば、それが免疫低下にも影響が出てくる。
俺は細胞学が好きだし、ウイルスに関連する書籍も沢山持っている。
自粛ムードは守るが、自分の好きなことまで自粛する趣味はない。
兎も角、映画『コンテイジョン』は今回のCOVID-19騒動と近しい事象がストーリーのなかで展開されている。
見ればわかるさ。
今見るのが辛いというなら、事態が終息した後に見ればいいさ。
ただ、これだけは言いたい。
”memento mori”。
死を忘るなかれ。
たとえ自分に降りかからずとも、いつも身近に居るものなのだから。