崇めよ我は全知無能なり

※現無職なので遠くない未来に失踪します

死体の山がスマイルをお届け~笑えるかボケ、てめえらはアブノーマリティという名の破壊神だ(Lobotomy Corporation)~

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緊急事態が訪れた。それは八時半ではなかった。


実験記録(1) - 日付████/█/█
実験担当者: ██管理人(俺)
インタビュアー: ██管理人(俺)
インタビュー対象: F-01-57(赤ずきんの傭兵)

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施設X-394内で撮影されたF-01-57。

F-01-57:私はプロの傭兵よ。私の仕事は高価だけどある条件の下で負けてあげるわ。もしあの糞野郎に会ったなら私に引き渡しなさい。あの野郎の首を私のベッドの上にぶら下げて……

██管理人:ああ、そういう定型文はもう必要ないです。その文言、観測レベルが上がり次第観閲出来るようになる、あなたのバックストーリーですよね? しかし今更細かいことを喋られても、こちらとしてもどうしようもないので……

F-01-57:どうしようもない? なら契約も依頼も関係ない。あなたこそ”糞野郎”よ。可能な限りの残酷な方法で殺してやるわ。

██管理人:いや、もうそういう話とも全く関係ありません。一応私個人としてはあなたのことはキャラクターとして結構好きなのですよ。まるでブ〇ッドボーンに出てくる狩人みたいで……確実に意識されていますよね? その装束。

F-01-57:だから? あなたを”悪夢から解放”してやることも可能なのよ?

██管理人:その台詞もブラ○ドボーンらしい言い回しですよね。この施設、残念ながら狩人の夢ではありません。献身的な人形車椅子の老狩人も当然ながら居ませんよ。というか……むしろ私を悪夢から解放して頂けませんか? 是非お頼みしたい所存なのですが。

F-01-57:あら、そう――お望みとあらば。(F-01-57、装備している手鎌と銃器を構える)

██管理人:おっと、申し訳ありません。誤解を招いたみたいですが……”悪夢からの解放”というのはそういう意味ではないです。

F-01-57:だとしたら何があなたにとっての”悪夢”なの? 答えようによっては今直ぐにでも”解放”してやるわ。無理強いにでも。

██管理人:F-01-57、あなたは非常に優秀な傭兵です。収用違反時はともかく――”始末”を依頼した時のあなたは俊敏な足取りで施設内を駆け回り、迅速に対象を鎮圧してくれます。全く、人間業と思えないほど――

F-01-57:私は人間ではないわ。あなたたちが呼ぶところの"アブノーマリティ"よ。

██管理人:失礼致しました。ですがF-01-57、ひとつだけ苦言を申させて下さい。あなたは攻撃の際、手鎌だけでなく銃器も用いますが――”流れ弾”の被害が酷いのです。

F-01-57:流れ弾? それで死んでいく職員たちのことを話しているの? 仕方ないじゃない。戦場において死ぬのは弱者よ。彼らは弱いから死んでいくの。

██管理人:おや、失礼。この発言も誤解を招きました。オフィサーレベルの職員たちが流れ弾に被弾して”解雇”されたとて、当方には一切問題ありません。私の企業ではあれらは人間としての運用はしておりませんので

F-01-57:あなたの顔に吐き気を催すような黎明が浮かんだ気がしたわ。それで? 結局流れ弾について何が言いたいの?

██管理人:流れ弾の被害を受けているのは、あなたには観測出来ない”外”の存在だと言っておきましょう。無論……他のアブノーマリティ、そして職員たちにすら、それを観測することは出来ません。

F-01-57:回りくどい言い方ね。気に食わないわ。ちゃんと答えないと血染めにしてやりたいくらいよ。それは何なの?

██管理人:”ハードウェア”、と申しましょうか。

(録音終了)

実験記録(2) - 日付████/█/█
実験担当者: ██管理人(俺)
インタビュアー: ██管理人(俺)
インタビュー対象:T-01-75(笑う死体の山)

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T-01-75:……(腐敗した内臓が混じり合い、揮発するような異常な音を発している)

██管理人:こんにちは。お元気ですか?

T-01-75:……(同じ反応)

██管理人:まあ死体に対して”お元気ですか?”何て馬鹿みたいな言い回しですけれどもね。どうせあなたは喋れませんし。

T-01-75:……(同じ反応)

██管理人:ではもう、正直に申し上げますが……あなた、いや、てめえ……

T-01-75:……(同じ反応)

██管理人:てめえはさ、はっきり言って強くない。ウチの職員を上手く動かせばいくらでも鎮圧は出来る。流石に”だんご三兄弟”状態の時の”死体ゲロ吐き攻撃”をまともに喰らったら、優秀なエージェントさえSP(精神力)が一瞬で枯渇して発狂、第二次災害を引き起こしやがるけどな。

T-01-75:……(同じ反応)

██管理人:ただ、お前は特殊能力の発生条件のせいで脱走しやすい。施設内の職員が二十名以上死亡した瞬間に脱走しやがる。施設内をうろうろしているだけで何ら役にも立ちはしないオフィサーどもの死亡数までカウントしやがって。何度も言うが、俺は有能なエージェントにしか信頼を置いていない。無能かつ能力がゴミムシ程度しかないオフィサーは人間としての取り扱いをしていないんだよ。

T-01-75:……(同じ反応)

██管理人:同じ反応ばっかすんじゃねえぞ! ”処刑弾”っていうのは、そういう無能なオフィサーを”死者”という扱いをせずに”解雇”させる重要なアイテムなんだ。職員の死亡数が脱走条件に繋がるアブノーマリティはこいつがあるだけで収容が段違いで楽になる。後、もう一つ言わせてもらうが、てめえの収容そのものには俺は苦労してねえんだよ。脱走しそうになった瞬間に、エージェントのなかでも特に優秀な連中を集結させてボコりまくれば割と簡単に倒せる。最悪早期に F-01-57 - 赤ずきんの傭兵を出動させれば、奴がてめえのような肉塊を一瞬にして細切れの肉片にしてくれる。問題はな、てめえが脱走することで……別の奴も脱走しやがるんだ。システム上の問題で。

T-01-75:……(同じ反応)

██管理人:てめえ……話聞いてんのか? おい! この百リットル近い鼻血で固められた鼻糞よりも穢らわしい産業廃棄物の塊が! お前のような炭火で燻された巨大尿路結石のせいで間接的にゲーム進行が詰みかけている。それは俺のゲーマーとしての技量というよりも……

T-01-75:……(同じ反応)

██管理人:聞けよ俺の話! てめえ、俺のパソコンを……畜生、この(聞き取り不可能な罵声)が! 睾(罵声)の裏より(罵声)菌塗れの(罵声)の(罵声)め、お前がいなければ、俺は……

(激しいノイズ音と共に録音終了)

 

実験記録(3) - 日付████/█/█
実験担当者: ██管理人(俺)
インタビュアー: ██管理人(俺)
インタビュー対象:O-02-40(大鳥)

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O-02-40:(複数の眼でこちらを眺めているが、大きな反応は無し)

██管理人:今思うと、お前との付き合いは長いよな。

O-02-40:(依然として同じ反応)

██管理人:今回、この記事に載せたなかで……一番最初に収容したのはお前だった。二十日目の前後ぐらいだったと思う。最初こそ脱走常習犯だったが、慣れていくうちに滅多に脱走しなくなったし、もし収容違反を起こされても再収容するのは難しくなかった。体力が多いので時間こそ掛かるが、お前は尻がガラ空きだからな。真後ろから殴り続ければ問題なく倒せる。

O-02-40:(無言)

██管理人:だがお前は日を進めるごとに、またもや脱走常習犯になってしまった。死体の山野郎のせいだ。ゲームシステム上の問題で、T-01-75が収容違反を起こすと連鎖的にお前も脱走する。その理由、わかるよな?

O-02-40:(同じくして、無言)

██管理人:だんまりか。別に良いさ。お前は元より喋れねえし、俺が代わりに説明してやる。Lobotomy Corporationには非常事態レベルというものが存在する。しょぼいアブノーマリティが脱走したり、数人の職員が殉職したりすると非常事態レベル1(First Trumpet)というのが発生する。この状況を制御するのはそう難しくはない。冷静にプレイすれば処理出来る範囲内だ。

O-02-40:(無言。即ち沈黙)

██管理人:この沈黙に慣れている俺に、もう少し敬意を払って欲しいところだけどな。まあBig Birdとはいえ所詮鳥頭のてめえには無理か。それでも俺は伝えたいことがある。非常事態レベル2(Second Trumpet)についてだ。これは複数のアブノーマリティが脱走したり、職員が大量に死亡したりすると発生するものだ。さらにALEPHランクのアブノーマリティだと一体脱走しただけで一瞬で非常事態レベル2になる。これが一番重要なことなんだ。

O-02-40:(無言、無言、無言)

██管理人:O-02-40――もとい”大鳥”。お前は非常事態レベル2状態になると脱走するという特性を持っている。死体の山野郎はALEPHランクだから、奴が収容違反を起こすと半強制的にお前も脱走する。だからといって、お前ら二人に文句は言うまいよ。メタ的に言えば”ゲームシステム”だからだ。脱走を許してしまうのも俺の技量に問題がある。

O-02-40:(無言、無言、無言。ただひたすら無言が続く)

██管理人:だがお前は”大”きい”鳥”だ。歩いている最中に画面が揺れたりするエフェクトが発生したりする。死体の山野郎はけたたましく”ゲロ吐き攻撃”をし、この騒ぎのなかで 赤ずきんの傭兵が脱走して所構わず発砲しまくろうものなら――施設に壊滅的な負荷をもたらす。

O-02-40:(無言。ただその無数の眼はひたすら瞬きをしている)

██管理人:それが最大の敵なんだよ。施設はおろかすべてがぶっ壊れてしまうんだ。そしてこんなお告げが飛び込んでくる。

O-02-40:(その目は仄暗く抒情的なランプのように輝いている)

██管理人:「Steamサポートへご連絡下さい」。意味……わかるか?

O-02-40:(ただし目の輝き方は機械的で、虚ろでもある)

██管理人:おいおい、鳥頭でも何となくわかるだろ? ”負荷”だ。

O-02-40:(無言。機械的で虚ろな目の輝き)

██管理人:だから、負荷だって――

O-02-40:(無言。機械的で虚

████████████管管理理理理理人人人(俺俺俺俺俺俺俺)(俺):だから”負荷”だって言ってんだろ!!!!

SCPの報告書っぽい文章にしたけど、勘が良くなくてもPCが過負荷に耐えられずゲーム進行がほぼ不可能になったってことは赤ずきんの傭兵とインタビューしている辺りで大体わかるだろうが!
”笑う死体の山”と”大鳥”がこの過負荷を助長しやがるし、”赤ずきんの傭兵”がこれに追い打ちをかけやがるんだよ!
プレイするたびに、フリーズ、フリーズ、フリーズ!
PCのスペックを拡張しなきゃならねえ、どうしてくれやがる?!?!
てめえらの収容困難度とか危険レベルとかどうでもいいだよ、画面をドンドコ揺らしまくったり無意味に発砲しまくったりするんじゃねえ!
特によ、ランダムイベントで発生する試練”紫の白昼 愛をください”。てめえだよてめえ!

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落下地点の職員に即死攻撃を喰らわせる。操作可能なエージェントは避けられるが、オフィサーは操作不可能なので死ぬしかない。

数十人単位の職員に即死攻撃をかましやがるからこの時点でゲームに過負荷が掛かりやがるし、
さらに”笑う死体の山(職員総死亡数が二十人以上)と”大鳥(緊急事態レベル2)”の収容違反条件を同時に達成しやがるから負荷が倍増しやがりまくる!
ここで”知恵を欲する案山子(弱いアブノーマリティだが、収容方法がややこしい)”がクリフォト暴走を起こそうもんなら、”赤ずきんの傭兵(三体以上のアブノーマリティが脱走)”の脱走も確定して、
結果、俺のPCに壊滅的な被害を与えやがる!
ああああああああああ!!!!

まあでも、こういう過負荷気味の演出もこのゲームの醍醐味なんだよね……
許さんぞアブノーマリティ!!!!

メモリ、増設しまーす。


※追記
レティシア可愛い